
先日、ジャガー、ランドローバーを買収というニュースが流れ、未だにつづくイギリスブランドの納まり不安定さを感じた。
今回ジャガーとランドローバーを買収したのはインドのタタモータースだった。
最近のインドは高度成長で、上向きの国と聞いているが、そんなにすごいのか?
この買収ニュースで、僕がインドに抱いていたイメージとは違うインドを知らせれた様に感じた。
タタといえば、1月に、10ルピー(約27〜28万円)の車をナノを発売する事を発表した事が記憶に新しい。
本当にそんな値段で、自動車が出来るのか?
一時期は、原付バイクの動力を利用したマイクロカーではという噂もあったようだが、全長3m強で、大人4人を乗せる車を発表した。
エンジンは2気筒623ccをのせた、立派な小さなくるまだった。
ラジオ等装備もなくした他、内張の省略、生産工程の簡略、同社共通部品の大量仕入れ等でコストを下げたらしい。
もちろんパワステや、ABSなんてない。
ではなぜ、好調なインドが今こんな装備も快適性も犠牲にしてまで、そして安全性も期待できない低価格な車を作る必要が?
全人口11億人のおよそ半分が、1日2ドル以下の収入で暮らすと言われる現状。
ラタン・タタ同社会長は「この国では、それぞれが子供を抱えた両親がオートバイに二人乗りし、つまり4人で乗っている姿をよく見る。とても危険です。このような人たちが、ナノに乗り換えてくれたらと願っています」と話す。
需要はあると考えられるが、それが本当にナノの購入につながるとは僕には考にくい。
でも、ラタン・タタ会長の願いは、インドのこれからを大切にしたい気持ちにあふれている様に思う。
いや、需要を見越し、莫大な利益を算出していたとしても、ナノが爆発的に売れれば、インドが変わる感じもする。
インドでの販売開始は、2008年の秋頃からになる予定だそうだが、将来は中南米やロシア、アフリカ、中国でも発売を考えているらしい。
さて、沢山の国民に自家用車を、そう考えるのは、どこの国でも発展の中で必要不可欠な課題なのだろうか。
似たような発想で実現しようとする先人たちがいた様に思う。


そういえば日本だって、360ccの小さく質素な国民車から本格的なモータリゼーションが始まって、今や世界を席巻するまでになったのでは?

となると、タタ社は、将来、世界を股に掛ける存在になるかもしれない。
米国フォード社が売却を検討していたジャガー・ランドローバーのブランドを落札し、プレミアムブランドの世界展開も進めることになる。それ以前にも提携、買収等行い、急速に大きく成長している。
日本の自動車メーカーが、約50年かけて築いた事も、もしかするとあっという間に手するかもしれない。
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